従来の工法では、屋根の改修工事を行うときは工場を止め、下に養生をしなければなりませんでした。それによる稼働ロスに悩まれる工場のオーナー様の要望から、ZeroD-Roofは生まれました。既存フックボルトを使い、既存の工場の屋根に一切穴を開けずに工事を進めることが出来ます。 特に昔のスレートにはアスベストが含まれており、穴を空けたり廃材として撤去することはアスベストの飛散につながります。この工法はそれらを無くし、働くかたと周辺の住民の方にも安心して頂ける工法です。


既設のスレート及び木毛セメント板を貫通して、母屋(C型鋼等)にドリルビスで屋根材を固定します。 その際、スレート・木毛セメント板・C型鋼等の切屑が内部に落下します。

※スレートの切屑には身体に有害なクリソタイル石綿が含まれています。



既設スレートのフックボルトを利用して専用のサドル(通し母屋固定金具)を取付けます。
そのサドルに通し母屋を固定し、新たな母屋を設置します。
その母屋に屋根材をドリルビスで固定します。 

既設スレートには一切穴を開けません=内部に切屑などは落ちません「屋根上で工事をしている時に気がつかなかった」というお客様の評価も頂いています。






ゼロディールーフの断熱効果に関しては、豊橋技術科学大学(建設工学博士)本間宏教授が建築学会で発表した「二重屋根中空層の自然換気による日射熱排除効果の数値分析」の論文や実際にゼロディールーフを施工した某大手化学メーカーN社豊橋工場での実測実験で実証されています。

ゼロディールーフの施工時にできる既存屋根と新規屋根との空気層内で上昇気流が発生し、自然換気の現象を引き起こします。そして施設内部に断熱効果をもたらすというものです。その他に施工実績のある施設での現場作業員や経営者の方にお聞きすると、夏も快適に作業ができるようになったなどの作業環境の改善や、断熱による電気料金の節約に至ったなどの報告を受けています。

老朽化した工場施設の屋根を見栄えや強度を改善するとともに、消費エネルギーの低減や室内環境の改善についても効果があると考えられます。





N社豊橋工場屋根 本間教授による実測値(実施日:2002年8月10日〜12日) 
※黒球温度:作業者が実際に感じる体感温度に近い実測値
 
屋根上面温度
屋根裏面温度
室温
黒球温度
床表面温度
スレート単層屋根
54,0℃
56,2℃
38,2℃
41,2℃
35,9℃
ZeroD-Roof
55,6℃
37,8℃
32,3℃
32,3℃
30,4℃


N社豊橋工場の場合 工場のデータ
【床面積:160u、軒高さ:4,670mm、設定温度:28度、換気回数:10回/h、冷房度日287d、d】
 
冷房負荷
電力消費量
(一夏)
冷房電気料金
(一夏)
冷房電気料金
(u/一夏)
改修による電気料金
削減量(u/一夏)
スレート単層屋根
49.7kw
86MWh
856,000円
5,366円
2,008円
ZeroD-Roof
31.1kw
54MWh
536,000円
3,358円





築約25年の事務所兼作業場の物件でありましたが、工事中に引越しなどの手間も無く、短期間の工期で施工できました。 また北陸では問題となる落雪対策、結露対策も考慮されております。

私達は確実な施工を行うにあたり、ちきゅうにやさしい施工研究会LLPという全国組織を確立し、工法の仕組みや施工のノウハウを共有するグループとして活動をしております。また、ISO9001の取得をとおして、確実な品質の工事を提供出来る組織構築を行っています。そして環境面に配慮した施工を努力していきます。


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